お酒を飲みながらカラオケはNG? アルコールと喉の関係

以前のコラムで、歌う時の飲み物は水がベストだというお話をしましたが、カラオケに行ったり、みんなと騒ぎながら歌う時は「水」じゃ味気ないですよね。

やっぱりお酒を飲みながら歌うのが最高!っていう人も多いと思います。

喉のことを考えるとお酒を飲みながら歌うというのは、喉に負担がかかるので避けたいところですが、実際のところ良い面と悪い面があります。

 

<お酒を飲んで歌うメリット>

・テンションが上がって歌うことがより楽しくなる
・感受性が高まって、感情豊かに歌える
・声が出やすくなる

 

<デメリット>

・声が枯れる
・音程が取れなくなる
・喉を痛める可能性がある

 

少量のお酒であれば声が出やすくなる場合もありますが、ほとんどの場合、少量では終わりませんよね。
次の日声が枯れて出ない!ということもあるのではないでしょうか?

お酒を飲むと血流が良くなります。そのため、お酒を飲んだ方が「声が出やすい」と感じることもあるでしょうが、そんな状態で声を出すと喉や声帯周りが炎症を起こしやすくなり、喉を痛める原因となります。

さらにお酒を飲むと、アルコールを分解するために体内の水分が使われます。もちろん喉も乾燥してきます。
水分不足は最初に粘膜部分に影響が出るため、粘膜でできている声帯は特に乾燥の影響が大きいと言われています。

次の日に後悔しないためにも、歌いたい時はアルコールの量を控えめにしたり、きちんと水を一緒に飲むなどの対処をしておくことをオススメします。

筆者自身は、ライブやレコーディングの1週間前から禁酒します。
すると、終わったあとに最高の1杯が待っているのです。

2023年1月16日
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